不育症ガイド

不育症とは

不育症とは、妊娠することができるのに胎児が育たず、流産や早産、死産になってしまう病気です。妊娠すること自体が困難な症例を不妊症といいますが、不育症の場合は妊娠は可能なのです。妊娠を維持することが難しく、流産や早産、死産などで子供をもてない症例を不育症とよびます。また、出生1週間以内に死亡する周産期死亡も不育症に含まれます。

流産の原因は多種多様で、安静に過ごしていても流産してしまうケースは多くあります。中には流産を2度3度と繰り返す女性もいます。従来の産婦人科ではこのような患者を習慣流産というカテゴリーの中に入れ、病気であるという認識はさほどなく、体質の問題であるとするケースが多かったのですが、これは不育症という病気なのです。そして不育症の原因の8割程度は、治療によって症状を改善することができます。

また妊娠も出産も正常で、無事に赤ちゃんが生まれたにもかかわらず、出生後7日以内に赤ちゃんが死んでしまうケースも不育症に含まれます。

不育症の原因は多岐にわたるので、治療にかかる時間も異なります。染色体の異常が指摘されたら、まずは遺伝相談を受けましょう。子宮奇形に対する手術を受けた場合は、約3ヶ月から半年後から妊娠が可能です。抗リン脂質抗体症候群の場合は、服用あるいは投与予定の薬剤の種類によってスケジュールが変わります。低用量のアスピリンなどの薬物療法を開始し、約6ヶ月の時点で治療経過を見直してみると、かなりの方がすでに妊娠されて、妊娠経過が順調のケースが多くみられるようです。

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