不妊症の原因
WHO(世界保健機関)では、成人男性の標準精子を2000万mlと定義しています。しかしこれ以上の精子があって、他の条件も正常とみなされるカップルでも、長い間妊娠できない例があります。またこれ以下の精子数で、何人も子をもうけた例もたくさんあります。さらに時々しか排卵の起きない月経周期をもつ女性でも、2,3人の子供ができるケースもあります。
このように不妊の理由は、実はほとんどのカップルで男女両方にまたがることが多く、子供をもうける能力とは、あくまでも夫と妻の組み合わせで決定されるのです。
不妊症カップルの男性側にみられる異常の多くは、精液異常です。WHOの正常精液所見では、射精後2,3時間以内に検査した場合、奇形精子数は30%未満となっています。また最近では人間関係などのストレスで、性交そのものが不可能か、性交回数が少ないケースも不妊の原因の一つとして指摘されています。
不妊症カップルの女性側にみられる異常で多いものには、排卵障害と左右卵管の通り道が悪い受精卵の通過障害が挙げられます。